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A4研究概要の最後の仕上げ【理系就活】

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とまてん
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理系就活生に必須アイテムのA4研究概要について

最後の仕上げを紹介します!

このページでは企業で研究職に就いている”とまてん”が、理系学生の就活における必須アイテム「A4研究概要」の最後の仕上げを紹介します。

この記事を読んでA4研究概要の完成度を上げて、書類選考を突破していきましょう!

最後の仕上げについて

これはA4研究概要や就活に限った話ではないですが、一通り書き終わったら「はい終了!はい提出!」としてしまうのはアウトです。

最初から完璧な書類を作れる人なんていないので、最後に仕上げの作業が必要なのです。

ざっと書いただけでは誤字脱字、文法の間違い、文書構成や表現など修正すべき箇所が山ほど残っています。

一方で何度も推敲して時間をかけてしまい提出がギリギリになってしまうのは本末転倒ですが、完璧に近づける努力をするに越したことはありませんね。

就職活動はあなたの人生を大きく左右するイベントです。

提出先は企業です。あなたの研究概要を読む人は社会人です。

悔いの残らないよう、提出前に修正を繰り返してより良いA4研究概要に仕上げましょう。

他の人に見てもらおう

A4研究概要を書き終えた後、1~2周、自分で全体に目を通して直すだけでは不十分だと考えます。

なので、他人からの目線で修正してもらうことはとても大事な作業です。

例えば、

  • 研究室のスタッフ
  • 研究室の先輩やOB・OG
  • 専門外の人(家族や友人、就職支援の担当者など)

に見てもらうのが一般的だと思います。

研究室のスタッフに見てもらう

研究室のスタッフ(教授や准教授、助教)に見てもらうのは研究内容に関するチェックです。

あなたの次に(もしくはあなたと同じくらい)その研究に対して理解がある人たちなので、序論や本論の細かい内容に関するアドバイスをもらえるでしょう。

  • 最低限必要なデータはどれか
  • 論理的かつ短く説明するために省略できる内容はどこか
  • 外部に出せないデータを載せていないか

など、本文の構成や使うデータ選びに必要なことが明らかになるでしょう。

特に3つ目の「外部に出せないデータを載せていないか」どうかの確認は要注意です。特許出願の予定や共同研究先との契約問題が絡んでいる可能性があるため、スタッフとよく確認してから提出するようにしましょう。

ただ、大学の研究室のスタッフは必ずしも民間企業への就職活動を経験しているとは限りません。いわゆる”就活”を経験している人は少数派かもしれません。

例えば、助教がA4研究概要が何たるかを理解していない場合、学会要旨みたいな構成・内容に修正されて返却されるかもしれません。しかしながら、彼らに提出前の最終確認をしてもらう必要はありません。そうした本質からずれたアドバイスは無視して良いので”就活のためのA4研究概要”を作成しましょう。

研究室の先輩やOB・OGに見てもらう

あなたの研究室には研究職志望で就活を経験し、内定を勝ち取った先輩がいることでしょう。

そして卒業生には企業で活躍されている方もいると思います。

彼らは実際にA4研究概要を書いて推敲して内定を勝ち取った人たちです。経験があります。

なので就活の書類作成に関しては研究室のスタッフよりも頼りになる存在であり、彼らの力を借りない手はないでしょう。

全体的な構成や表現の仕方、データの要不要、心得をアドバイスしてもらえるでしょう。

専門外の人に見てもらう

A4研究概要は企業の採用担当者が読む≒専門外の人が読むということなので、確認作業として専門外の友人や家族に読んでもらうのはGoodです。

ここが分かりにくいとか、表現が難しいとか、素人目線でのアドバイスをもらえるでしょう。

ただ、研究データを扱うので見せる人は慎重に選びましょう。怪しい業者や知らない人に大事な研究資産を安易にオープンにしてはいけません。友人や親族、大学の就職支援担当の先生くらいにとどめておきましょう。

何度もバージョンアップしよう

ほかの人に見てもらった後も何度も読み直して推敲しましょう。

  • 読みにくい所はないか(わかりにくい表現や文章になっていないか)
  • 余白は十分か(ぎゅうぎゅうで読みにくい書類になっていないか)
  • 伝えたいことを伝える工夫は十分か(重要なところを強調したり、不要な情報を省いたり)

何度も推敲していくことでどんどん良くなっていくはずです。

最初は1社出すごとにバージョンアップさせていくくらいでも良いかもしれません。1回書いて終わりではないと思っておきましょう。

本格的に面接が始まったりしてくるとA4研究概要を練り直す時間が無くなってくるので、それまでにはある程度完成形に近づけられると良いですね。

最後に

冒頭でも触れましたが、文書を作るためには仕上げの作業は必須です。サラッと書いてすぐ提出では採用担当者の目に留まる選考書類は作成できません。

文書を推敲し、完成度の高い書類を作成することは社会人になっても大事なスキルです。なので、将来への自己投資だと考えてもうひと踏ん張りです。

完成まであと少しですが、内定を勝ち取るために必要なステップですので面倒臭がらずに取り組みましょう。その努力はきっと実を結びます!

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