理系就活生に必須アイテムのA4研究概要を書くときに
知っておきたい注意点を紹介するよ!
このページでは企業で研究職に就いている”とまてん”が、理系学生の就活における必須アイテム「A4研究概要」について、学術論文とは違う書き方の注意点を紹介します。
私が実際に研究職を志望して就活をした時に意識していたことを紹介しますので、研究概要を書く時に参考にして内定を勝ち取りましょう!
学術論文や学会要旨とは違う
大学で研究をしていた人からすると「研究概要」と聞くと、
「ああ、論文のアブストラクトね」とか「学会発表の要旨集みたいなものか」
と思うかもしれません。
残念ながら就活で作るA4研究概要はそれらとは似て非なるものです。
学術的な書類と何がどう違うか
先に説明した通り、A4研究概要はあくまで採用活動に利用されるもので学術的に要求されるようなレベル文書ではありません。
あなたの研究分野に対しての知識があまりない(ほとんどない)企業の採用担当者が読むだけなので、学会要旨や学術論文のようなガチガチのお堅い表現で書く必要は全くありません。もちろん「研究概要」であることには変わりないので論理的に書く必要はあります。
形式ばらずに崩した表現を使った方が圧倒的に読みやすい文書になります。その結果としてA4研究概要に目を通す採用担当者に内容をしっかりと理解してもらいやすくなります。
そして細かい研究データまで完璧に理解してもらう必要はなく、本当にざっくりと研究の概要を読み取ってもらえれば十分なのです。
研究成果をアピールする場ではない
また、A4研究概要は学術論文や学会発表ではないので、あなたの研究成果をこれ見よがしにアピールする場ではありません。
結構勘違いしている人が多いのですが、企業側はあなたの輝かしい成果を知りたいのではなく、
- あなたがどんな研究をどのように取り組んできたか
- どんな課題を設定し、その課題をどう解決したか
- 研究内容を論理的にわかりやすく文書で説明できるか
を知りたいのです。
私も理系研究者なので自分の研究成果をドヤァしたいのは痛いほどわかります。でもアピールすべきはそこじゃないんです。
A4研究概要のアピールポイントついては下の記事で紹介しています↓
あなたが持っている実験データを全部載せる必要はないですし、A4用紙1~2枚にまとめないといけないので情報量は最小限にすべきです。
研究概要の構成や具体的に何を書くかについては下の記事で紹介しています↓
まとめ
A4研究概要を書く時に意識すべきことのうち、学術論文とは違う書き方の注意点を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
普段書いている研究の文書を考えるとちょっと違和感があるかもしれませんが、採用担当者に「お、わかりやすい研究概要だな!」「次の面接に進んでもらおう!」と思ってもらうためにも頑張りましょう。
そして何度も読み返してあなたの研究概要をブラッシュアップしてきましょう!
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