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A4研究概要でアピールすべきこと【理系就活】

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とまてん
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理系就活生に必須アイテムのA4研究概要について

アピールすべきことを紹介します!

このページでは企業で研究職に就いている”とまてん”が、理系学生の就活における必須アイテム「A4研究概要」の書き方について紹介します。

論理的に説明しながら自分のことをアピールするのは難しいですが、アピールすべきポイントさえ押さえれば誰でも簡単に作れるようになれます。

自分の成果をアピールする技術は社会人になってからもバンバン役立つスキルです。この機会にぜひ身につけましょう!

A4研究概要でアピールすべきこと

1.あなたの専門分野や持っている技術は何か(専門性)
2.どのように課題を設定し解決したか(課題設定・解決能力)
3.自分の研究内容を論理的に説明ができるか(説明力・文書作成能力)
4.研究に主体的に取り組んでいたかどうか(主体性)

この4つがアピールポイントです。

「あなたがどんな人物なのか」については履歴書やエントリーシートでアピールしますが、研究概要ではあなたの「研究業務におけるスキル」をチェックされると考えましょう。

1.あなたの専門性や持っている技術は何か

これは絶対にアピールする必要があります。研究概要としてあなたがこれまで行ってきた研究を説明する場なので必然的にアピールすることにはなります。

企業側が「この辺りの技術を習得している人材が欲しい」という目星をつけている場合が多いので、あなたがそれに見合った技術・能力を持った人物かを書類選考で見るわけですね。

一方で、あなたの取り組んできた研究分野と企業の要望が完全にマッチしている必要はありません。そもそも大学で行われるような基礎研究と企業での商売の研究は違います。完全にマッチするのは相当レアケースだと思います。

重要なのはあなたが具体的にどんな技術を習得しているのかを採用担当者は知りたいのです。もちろんA4研究概要だけでなく、面接でも訊かれるポイントですね。

有機合成ができるのか、動物実験ができるのか、CADが使えるのか、プログラミングができるのか・・・A4研究概要を読んでそれが分かるように書く必要があります。

2.どのように課題を設定し解決したか

いわゆる「課題設定能力」と「課題解決能力」ですね。

  • 社会にはどんなニーズがあって
  • そこから課題を設定して
  • 解決のための仮説を立てて
  • 実際にその課題を解決する

という一連の流れが研究者としても社会人としても必要な能力になります。

研究活動の基本と言えるようなことではあるので、研究内容の説明に沿ってアピールしていけば大丈夫です。

3.自分の研究内容を論理的に説明ができるか

2.の項目で説明したような課題設定→課題解決の流れが論理的な説明の王道になります。

論理的な説明

就活に使うA4研究概要といっても論理的な構成である必要はあります。学術論文や学会要旨ではないのですが、

  • 序論
  • 本論
  • 結論

の三段構成であることには変わりありません。研究内容を発表する時の基本ですね。

全体の構成については以下の記事にまとめてあります↓

専門外の人にも理解してもらえる説明

上記のような論理的な構成で説明するのはもちろん必要ですが、詳しくない専門外の人に研究を説明することも重要です。

読み手がどんなバックグラウンドの人か、気遣いのある説明をする必要があります。

読み手側がどんな人なのか、何に気を付けて書けば良いか知りたい人は以下の記事を参考にしてください↓

要するに資料作成能力をアピール

論理的で詳しくない人でも理解しやすい研究概要を作るということは、つまるところ資料作成能力を見られているんですね。

社会人になると

  • 報告書やプレゼン資料作成
  • 最新の機材を買うための交渉
  • 新規プロジェクトの立ち上げ、企画書作成

といったあなたの成果ややりたいことをアピールするための資料を作成し、上司や上層部に説明する機会がたくさんあります。

A4研究概要はこうした能力をアピールする場でもあります。

4.研究に主体的に取り組んでいたかどうか

就活全般に言えることですが、研究概要の中で自分で考えて行動したことをアピールしましょう。

言われたことをするだけの人なんて企業からすると採用したいと思いません。自分で考えて行動し、次の世代を担ってほしい人材を求めています。

大学での研究は(特に学部生だと)先生が与えたテーマに取り組むことがほとんどだと思います。また、先輩のサポートがあったり、卒業生のお下がりテーマを引き継いでいる場合もあるかと思います。

大きい声では言えないですが、自分で考えたテーマでなくても自分で考えた(先生と一緒に考えた)という体でアピールしましょう(笑)

それに加えて、何か一つでもいいので自分で考えて行動して得られた結果についてエピソードを交えて書けるといいですね。

もちろん博士課程の学生はテーマ立案から携わるのがほとんどだと思うので、主体的に取り組んだことを堂々とアピールしましょう。

最後に

このページではA4研究概要でアピールすべきことについて簡単にまとめました。

上手に書けるようになれば文書でアピールする能力はかなり養われます。

正直、「自分を売り込む」就活の準備は大変です。「自分を売り込む」ということ自体初めての人も多いことでしょう。

でも、準備をしっかりしておくことであなたの自信につながり、就活を通じて大きく成長できますね。

一緒に頑張っていきましょう!

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