このページでは10年以上趣味でお城巡りを楽しむとまてんが、城攻めに最適なトレッキングシューズの選び方について紹介します!
皆さん、お城巡りライフ楽しんでますか?
日本全国のお城を巡る旅は立派な天守を眺めたり、歴史に思いを馳せたり、お堀を何周も回ったり・・・楽しいんですけどやっぱり足が疲れます。山城になると登山道が整備されていたとしても、次の日は足がパンパンになってしまいますよね。
また、観光地として整備されているお城だと遺構が多く登城口が複数ありますし、見どころ満載で全部見て回ろうとするとかなり歩くことになります。
そんなお城巡りの民におすすめなのがトレッキングシューズです!いわゆる登山靴ですね。
この記事を読むことで、
- 城巡りに最適な靴選び
- トレッキングシューズの選び方
- 城巡りにおすすめのトレッキングシューズ
がわかります。
長時間歩いても疲れにくいトレッキングシューズを履いて、日本の城を楽しく制覇しましょう!
お城巡りに最適な靴の選び方
ぶっちゃけ、スニーカーでもお城巡りはできます。城郭は観光地になっていることが多いので一般の方でも回れるようにある程度歩道が整備されています。
ただ、このページを見ているあなたは一般観光客ではないはずです。一つのお城を隅々まで歩き回りたいロマンあふれるガチ勢だと思います。
あなたのお城に対する底なしの欲求を満たすためには、普通のスニーカーで歩き回るのは限界があります。その欲求に耐えうる靴を選択するべきです!
これからお城巡りを始めたい方も、ベテランのガチ勢の方も、あなたの旅のお供になる靴について一緒に考えてみましょう。
お城巡りにはトレッキングシューズ
お城巡りには断然トレッキングシューズがおすすめです。いわゆる登山靴ですね。
登山が趣味の方も多いと思いますが、既に持っている方も少なくないでしょう。
登山用品ということで普通の靴より多機能で、山道を歩くということに特化した商品です。なので、一般的な靴屋さんではなく登山用品店やスポーツ用品店に置かれている場合が多いです。
トレッキングシューズはスニーカーよりもかなり丈夫に作られていますので、その分お値段が張ります。一方で、作りがしっかりしているので型崩れもしにくく、長く使えるので購入する価値はあります。
スニーカーとトレッキングシューズの違い
登山用に作られたトレッキングシューズは、カジュアルに履けるスニーカーとは根本的に作りが違います。大きな違いは以下の3点です。
- ソール(靴底)の硬さ
- 足首回りのサポート性能
- 重さ
これがアップダウンのある山道を歩き回る時に大きく影響してきます。
1.ソールの硬さ
トレッキングシューズは歩きにくい山道で足裏への負担を減らすためにソールが厚く硬く設計されています。登山道はゴツゴツした岩肌や木の根がむき出しなのでソールの性能は重要です。
スニーカーだとソールが薄くて柔らかいので、凹凸のある地面を歩くと踏んだ時の衝撃がダイレクトに足裏に伝わってしまいます。
厚さがあってある程度硬いソールのトレッキングシューズなら歩きにくい道も問題なしです。歩きやすさが全然違います。
そしてお城は石段の上り下りがあったり、山城だと斜面を登る登山道やハイキングコースになっていたりするので、お城巡りにトレッキングシューズはぴったりなんですね。
2.足首回りのサポート性能
トレッキングシューズの中でもミドルカット、ハイカットと言われる種類のものは足首回りまでカバーされます。この足首回りのクッションがあることで足首の捻挫防止になります。
凹凸のある道や石段、下り坂が多い城郭歩きでは至る所に足首をひねりそうなポイントが多いです。
3.重さ
スニーカーは街中で歩きやすくするために軽さが重視されていますが、
これに対しトレッキングシューズは上記の1、2で触れたように丈夫に作られていますのでその分シューズ自体が重くなります。
靴が重いことはデメリットのように感じますが、実はある程度重さがあることが山歩きのメリットにもなります。
ここで「歩く」という動作を考えてみましょう。
片足を一歩前に出します。次に反対側の足をもう一歩前に出します。
この時、足の先端側(シューズ)に重さがあることで、二歩目に踏み出す足に勢いがつきます。
これにより、軽いシューズの時よりも足を踏み出すのが楽になり、歩きやすくなります。
振り子の原理ですね。物理法則をうまく活用してトレッキングシューズは設計されています。
かといって重すぎるとそもそも歩きにくいので、メーカー側も絶妙な重さ加減で設計しているようです。当たり前ですが、ミドルカット、ハイカットとシューズが大きくなるにつれて重量は増えていきます。自分に合った重さのシューズを選びましょう。
お城巡り用のトレッキングシューズの選び方
一通りトレッキングシューズについて説明してきましたが、それぞれのタイプ別にお城巡りに適したシューズについてまとめましたので見ていきましょう。
それぞれのポイントについて詳しく説明します。
お城巡りに欲しい機能
私が考えるお城巡りに適したトレッキングシューズのスペックは以下の通りです。
- ソールの剛性度は柔らかめ~中くらい
- ローカット~ミドルカットの間
- 持ち運び性能の高さ
- 防水性能(ゴアテックス)
順番に見ていきましょう。
1.ソールの剛性度は柔らかめ~中くらい
ソールの剛性度が高い方シューズだと山道を歩きやすいのは確かなのですが、お城巡りだと途中でアスファルトで舗装された道を歩く場合もあります。舗装された道を歩く時はソールが柔らかい方が歩きやすいので、どちらの道も対応できる柔らかめ~中くらいの剛性度のソールがおすすめです。
2.ローカット~ミドルカットの間
ハイカットのトレッキングシューズはお城巡りにはオーバースペックです。険しい冬山を登ったりする時に履くようなシューズなので、ここまでの機能は不要ですね。ローカット~ミドルカットがおすすめです。
ソールの説明と被りますが、ハイカットはソールの剛性が高すぎるため平坦な道や舗装された道は歩きにくいのでおすすめできません。
3.持ち運び性能の高さ
お城巡りは旅行なので、城下町を歩いたり飲みに行ったりすると思います。街歩きする時はおしゃれな靴を履きたい!という方もいらっしゃると思います。
なので、トレッキングシューズと合わせて2足持っていくことまで想定すると、スーツケースに入るようなサイズのシューズにしておくと持ち運びが楽ですね。スーツケースの大きさにもよりますが、ローカットだと十分入りそうですね。
2足持っていくのは面倒!という人は、城歩きも街歩きも両用できるデザインのトレッキングシューズを選ぶのも良いでしょう。私はこちら派ですね(笑)
4.防水性能(ゴアテックス)
楽しみに計画していたお城巡りの日、天気が良いとは限りません。靴が濡れて足がびちゃびちゃ・・・なんてことになってしまうと残念な気持ちになってしまいます。
そんな場合も考慮して、防水性能が高いシューズを選ぶことをおすすめします。
中でもおすすめなのが防水透湿機能をもつシューズです。アウトドア用品などで重宝されているテクノロジーで、私も愛用しています。代表的な防水透湿技術がゴアテックスです。
雨や水たまりなどの外からの液体の水は通さず、シューズ内にこもった湿気(気体の水)は外に逃がすという悪天候に強い防水機能です。ゴアテックスと似たような独自の技術をもつメーカーも多いので、トレッキングシューズを選ぶ時は詳細なスペックを確認してみましょう。
防水透湿機能がついているシューズは少しお値段が高めですが、快適さが違うので予算に余裕がある方はぜひ検討されてみてはどうでしょう?
おすすめトレッキングシューズ7選
最後に、お城巡りにおすすめなトレッキングシューズを7種類紹介します!
Caravan C1_02S
登山初心者にも広くおすすめされている日本の老舗メーカー・Caravanの代表的なモデルのC1_02S。履き口回りに柔らかいクッションがあるので足首回りのサポート性能が高く、一方でアキレス腱部分は動きやすいようにカットされています。また、足先周りはゆったりとしているので足に優しいミドルカットシューズです。
ゴアテックスも採用されていて、悪天候でも問題なく歩くことができます。特に山城攻めの時にはあると嬉しい機能が盛りだくさんなシューズです。
Caravan C1_LIGHT LOW
同じCaravanのローカットシューズで、スニーカー感覚で楽に履けるシューズです。約365g(26.0 cm片足標準)なので持ち運び性能が高く、セカンドシューズとしてスーツケースに入れられますね。お城巡りの旅の荷物を軽くしたい、でも疲れにくいシューズが良い!というワガママを叶えてくれるシューズになります。日常使いもできそうなデザインですね。ゴアテックスも採用されているので悪天候でもOKです。
KEEN ターギーⅢ
シンセティックレザーに覆われたローカットシューズで、ハイキングからトレッキングまで幅広く使えるKEENのフラッグシップモデル。ちょっとミリタリー感がありますね。独自技術の<KEEN.DRY>で防水透湿機能もバッチリ。山城攻めも城下町歩きもこなす万能シューズです。
KEEN ターギーⅢ メンズ
KEEN ターギーⅢ レディース
mont-bel マウンテンクルーザー600
日本発のブランドとしてお馴染みのmont-belのミドルカットシューズ。見た目は重そうですが軽量で履き心地も柔らかく、軽装備で歩く城攻めにもぴったりです。ゴアテックスを採用しているので悪天候での機能性はもちろん、mont-bel製品はデザインもカッコいいですね。グリップ力の強いソール「トレールグリッパー」で石段も滑らず歩きやすいシューズです。
Columbia メテオミッド3オムニテック
アウトドアメーカーとして有名なコロンビアのミドルカットトレッキングシューズです。シンプルなデザインのシューズでいかにもな登山靴とは一線を画していますね。登山コーデが楽しくなるオシャレな見た目にも惹かれますが機能性も十分で、足首回りをクッションでしっかりサポート。ゆったりとした履き心地とフィット感を両立するシューズになります。コロンビア独自の防水技術”オムニテック”により「外からの濡れ」を防ぎ、「内からの蒸れ」を逃がします。
SALOMON X ULTRA 4 MID WIDE GORE-TEX
ウィンタースポーツやトレイルランなどの分野で有名なSALOMON(サロモン)というブランドのミドルカットシューズです。スポーティなデザインとも相まって丈夫さと軽さを兼ね備えたシューズです。ミドルカットなので足首回りのサポートがしっかりしているので悪路でも安心して城攻めできますね。ゴアテックスを採用し、防水透湿性能も問題なしです。アウトソールがContagrip MAという独自技術を採用していて安定したグリップ力を発揮します。
SALOMON X ULTRA 4 MID WIDE GORE-TEX(MENS)
SALOMON X ULTRA 4 MID WIDE GORE-TEX(WOMENS)
MERRELL MOAB 3 SYNTHETIC MID GORE-TEX®
アメリカの人気ブランドMERRELL(メレル)のミドルカット・トレッキングシューズで、リサイクル素材が使用された自然に優しいサステナブルな高機能シューズです。お城巡りからタウンユースまで幅広く使える一方で、GORE-TEX®メンブレン採用で完全防水・透湿機能があるので万能選手です。世界有数のイタリアのソールメーカーよりVibram TC5+ アウトソールを採用していて、優れたグリップ力と耐久性を発揮します。
MERRELL MOAB 3 SYNTHETIC MID GORE-TEX®(メンズ)
MERRELL MOAB 3 SYNTHETIC MID GORE-TEX®(レディース)
まとめ
この記事ではお城巡りに欲しい便利な機能をもったトレッキングシューズを紹介しました。世界中にいろいろなアウトドアメーカーがあり、高機能なシューズを多数販売していて迷いますね。
でもやっぱり選ぶ時の最後の決め手になるのはこのシューズを履いてお城巡りをしたい!という気持ちだと思います。この記事がお気に入りの一足に出会うお手伝いになっていれば幸いです。
疲れを軽減できるお城巡りに最適なトレッキングシューズ!という紹介をしましたが、築城当時に生きていた人たちはこんな歩きにくい道を草履とかで歩いていたと考えると・・・あり得ないですね。現代を生きる私たちは文明の利器の恩恵にあずかり、当時の人たちに思いを馳せながら城攻めライフを楽しみましょう!
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